弁天横丁の会発足
「弁天横丁の会」という地元組織が、2020年9月5日に発起会を行い、立ち上がりました。
弁天横丁は往時は7軒の飲食店が軒を連ねていたそうですが、現在は昔からの飲食店はすべてやめて、新たに薬局、蔵の会で運営するギャラリーなんとうり、二軒堂さん(カフェ&ギャラリー)、木元洋佑建築設計室などが長屋の空き室に入って少しずつ変わってきつつあります。
一方でこの横丁にお住いの方もいて現在では静かな住宅地という一面もあります。
「弁天横丁の会」発起会では、この横丁に面してお住まいの方、お店をやっている方、建物の所有者の皆さんに声をかけて、関係者である14名、店舗、団体すべての人に賛同ををいただき、都合で欠席の方が5名いましたが、喜多町及び元町一丁目の自治会代表のオブザーバー参加もいただき開催することができました。
今後、現在修理中の喜多町弁天長屋やその南側の元町弁天長屋などの活用が始まると、新たな横丁の仲間が増えることになります。これから大きな変化があるだろうと思います。新たに入居する人たちには、横丁の落ち着いた雰囲気を気に入ってここで活動したいと思ってくれる方、また向こう三軒両隣的なコミュニティを大切にしてくれる方に入居してほしいと思っています。「弁天横丁の会」発起会では、おぼろげながらも弁天横丁の将来像として、大行列ができるような人気店が並ぶような横丁ではなく、ものづくり・アートに携わる若い世代を呼び込み、落ち着いた雰囲気の横丁、住んでいる人も楽しめるような横丁、気軽に声を掛け合えるような和気あいあいとした横丁というようなイメージを共有できたのではないかと思います。
小さなコミュニティですが、蔵の会が弁天横丁に関わっていくうえでは、これを大切にしながら事業展開を考えていきたいと思っています。そこで、蔵の会が弁天横丁の会の事務局を担うことになりました。
会長などの役員や規約は設けず、参加者皆さんが対等な立場で、気軽に問題点やアイデアなどを話し合える場にしようというとして、まず第一歩を踏み出しました。