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中央公民館分室の今後を考える会

平成31年4月から、老朽化のため貸出停止中の「中央公民館分室」。由緒ある貴重な建築物でありながら、現状は公民館として機能しておらず、存続が危ぶまれています。


令和5年5月に行われたNPO法人川越蔵の会発足40周年記念イベント「蔵フェス」で、中央公民館分室についてのテーマを議題の一つとして取り上げ話し合ったことが、この会を立ち上げるきっかけとなりました。
中央公民館分室は2度の移築を経て現在の場所にあります。

東京の三田に久松定謨伯爵邸として建てられた後、小泉八雲長男の一雄氏が昭和3年に三橋村(大宮)へ移しました。その後、昭和14年に川越への移築をしたのは、山吉の渡辺吉右衛門氏です。渡辺吉右衛門氏は当時手広く呉服商を営んでおり、川越の発展に大いに寄与した人物です。渡辺吉右衛門氏なくしてこの移築はあり得なかったと考えられます。
県内初のデパート建築の山吉ビルとの関わりも含め、川越の物資集散と商業都市川越の発展にみる歴史的風致の観点からも、この施設は貴重であると考えます。
川越の貴重な歴史的建造物として、様々な可能性を大いに持つ施設と言えるのではないでしょうか。
今まで、保存と利活用は、ともすれば相反するところがあり、保存にはお金がかかるというのが一般的でしたが、これからは積極的に利活用することで、経済も動かしつつ建物を保存していく「動態保存」という考え方を、広く共有していく必要があると考えます。

今後、さらに活動を前進していくために、私達はNPO法人川越蔵の会のワーキンググループとして、以下の会を立ち上げることにいたしました。

会の名称:『中央公民館分室の今後を考える会 ~歴史的建造物・旧山吉別邸~』

発起人:益子水、伊藤寿子、小杉由紀

発足日:2024年2月26日

今後は、建物の周知や保存、利活用のあり方について、川越市と協議を続けながらより良い方向で活動を進めて参ります。

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